週末は親子でキッチンに立とう。料理をすることで得られる「5つの教育効果」

週末は親子でキッチンに立とう。料理をすることで得られる「5つの教育効果」
子供と料理をすることは親子にとって重要な経験になる。子供の幸福度や教育にも、料理は大きく関係するのだ。

子供と一緒に料理をする親は少ない?

子供と食事をともにするのは、幸福度や家族関係、健康などにプラスの影響を与えることが判明している。では、一緒に料理をするのはどうだろうか。OnePoll.comにおいて実施された調査によると、多くの親が「子供と一緒に料理をしたことがない」と回答している。その理由として、「子供が料理に興味を持たない」「親自身の料理スキルが低く、子供に教えられない」などの声が挙がった。

しかし、子供と一緒にキッチンに立てば、料理はもっと楽しくて有益な体験になる。その主な理由は、以下の5つだ。

1.子供の「自立心」が育つ

親子が一緒に料理をするだけでも、子供の自立心は育まれる。子供は成長するにつれて単純作業に慣れ、より高度な作業を担えるようになるだろう。その結果「自分は料理をする能力がある」と自信を持つことにつながるのだ。

つまり、あなたが日常的に行っている家事に子供が参加することで、料理を楽しいものだと知り、成功体験を積むことが可能なのだ。

2.「創造力」を育む

料理は開発的な作業で、構想から完成に至るまでが1つのプロジェクトだ。新しいレシピを試みてもいいし、子供の好みに合わせてアレンジを加えることだってできる。料理を通して、子供は創意工夫を行い、創造力が育まれる。これはどんな他分野においても役立つチカラだ。

3.日常生活に必要な
「スキルの習得」

料理を学ぶ日は、いつか必ず来るだろう。日常生活に必須のスキルを早いうちに身につけておくことで、一人暮らしや寮などで生活を始めたときの苦労を和らげることができる。料理スキルが十分にあれば、毎日トーストを食べざるを得ない運命から、子供を救うことができる。

4.子供との「絆を深める」
良いチャンス

料理を「家事の一環」と認識すると、料理の楽しさやひらめきを忘れてしまうかもしれない。

しかし、料理もコミュニケーション手段のひとつと思えば、新しいレシピに家族でチャレンジしたり、料理中のおしゃべりだって楽しくなるだろう。料理をただの家事労働ではなく、「家族の絆を深める時間」だと捉えることで、得られる体験は全く違ったものになる。

5.他分野にも「応用できる」

料理に必要な様々なタスクは、子供が学校に通いだしてからも求められるものが多い。例えば、計測や集中力などがそれに当たる。就学前にこうしたスキルを獲得しておけば、子供たちは学校で良いスタートダッシュを切ることができるだろう。

親子で料理に取り組むメリットは数多く存在している。本来、料理は楽しみ、自然と子供の成長をもたらすものだ。ぜひとも親子で一緒に、料理を楽しんでほしい。


文:マイケル・ヒッグス

イギリスの育児雑誌「FQUK」より転載

父親の育児雑誌『FQ JAPAN』の兄弟誌。セレブの子育てインタビューや、最新の育児アイテム、お出かけ情報などを配信している。

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