2024.05.22
2023.05.03
2022.08.05
>>関連記事【子供と“SDGsを考える”オモチャ作りのススメ! 環境に配慮した工作のコツとは?】
Point1 オモチャの素を集めよう!
お菓子の箱であれば、汚れていないものが基本。また、絵や文字情報が少なく無地の部分が多いものを残しておきましょう。柄がきれいな包装紙も活躍しますよ。あとはラップの芯もたまにしか出ないものですし、筒状で硬いので工作に便利です。
意外とおすすめなのが豆乳パックのように、裏がアルミになった素材。ロゼッタを作ったり、装飾したりと色々使えます。お惣菜が入っているプラスチック容器も、中に迷路を作ったりして遊べますよ。
Point2 ゴミからオモチャに生まれ変わらせよう!
リサイクル工作は色を塗ったり貼ったり、子供の感性で自由にさせるのが一番です。ただ、いきなり「オモチャを作ってもいいよ」と言っても難しいというタイプのお子さんもいますよね。そういう時は、最初はインターネットや本にある、簡単なレシピで使ってみてください。
今はリサイクル工作の本も沢山出ていますので。まずはレシピ通りに作れたことが、物を作る楽しさを知るきっかけになり、自己肯定感、さらなる興味にもつながるはずです。
Point3 捨て方を調べてゴミの分別をしてみよう!
オモチャ作りで出たゴミについて、在住地域での捨て方を調べ、分別して捨てるところまでやってみましょう。ただし、オモチャ自体を捨てる際にはご注意を。子供は自分が作ったオモチャに対してかなり愛着がありますから、すぐに捨てるのではなく、タイミングを待ってあげてください。
またゴミの分別方法について、数日後に親が忘れたフリをして「これどうやって捨てるんだっけ?」と質問するのも意識付けにおすすめです。
佐藤さんが考案した、ペットボトルで作る「かおボトル」と、お菓子の箱で作る「パタパタオモチャ」のレシピをご紹介。どちらもとっても簡単で、あっという間に完成するのでぜひ親子で作って遊んでみよう!
空ペットボトルをビニールテープでかわいく変身させる、子供たちが大好きな水遊びオモチャ。今回はキリン「生茶」とサントリー「C.C.Lemon」を使い、ラベルを活かしたエコな仕上がりに。
<作り方>
01
飲んだ後のペットボトルをよく洗い、中身を乾かす。「C.C.Lemon」のラベルは一部をカッターで線を付け剥がしておく。ビニールテープをハサミでカットして顔のパーツを作り、貼り付ける。
02
ペットボトルの底にキリで数個穴を開ける。穴の個数はお好みでOK!
03
ペットボトルに水を入れて、フタを開けてみる。中に水が入っていても、フタをしている時には気圧の関係で穴から水はあまり出てこない。だが、フタを開けると一気に出てくるのが面白い。
かんせい!
お風呂や水遊びに活躍させて。ラベルを全て剥がし、ビニールテープを2色使ってボーダー風にしてもかわいい。捨てる前にはビニールテープを剥がし、フタと分別してリサイクルしよう。
森永製菓の「チョコチップクッキー」の箱が、パタパタと窓を開け閉めできる人形劇風のオモチャに♪ 丸いチョコチップクッキーの写真の部分がパカッと開くのがなんとも愛らしい。
<作り方>
01
箱の側面の一部を、1×20cmくらいの長方形にカッターで切り取る。表面はクッキーの部分を丸く切り取り、中の人形を作るために裏側の一部も切り取る。その後、人形の形に整える。
02
表面の丸く切り抜いた場所に近い側面に、縦2cm、横1cmくらいの四角い穴を開ける。側面から切り取った長方形の紙は先を2cm程度折っておく。人形にはお好みで顔と洋服を描く。
03
側面の穴に長方形の紙を差し込み、折った部分の1cmくらいを、丸く切り取った紙にセロハンテープで貼り付ける。これでパタパタ開く窓の完成。人形は内側にセロハンテープで貼って固定。
かんせい!
持ち手を押し込むと窓が開いて、人形が現れる仕掛けがキュート。小さな子供の興味も誘う。人形を動物の姿にしたり、窓を2つ作ってもかわいい。いろいろなお菓子の箱でアレンジして楽しもう。
佐藤 蕗(ふき)さん
子供の手作りオモチャ作家。建築設計事務所勤務を経て、第1子出産を機にフリーランスに。育児をしながら作っていたオモチャが反響を呼び、イラストレーターの活動のかたわら、造形作家として、雑誌、web、テレビで活躍。ワークショップも開催している。著書に、『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』(偕成社)、『親子で笑顔になれる“魔法の手作りおもちゃ”レシピ』(宝島社)。2児の母。
文:笹間聖子
写真:佐藤蕗、笹間聖子
イラスト:佐藤蕗
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