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新型コロナウイルスによって大きく社会や生活が変わった2020年、子供の教育はどのように変化しているだろうか。株式会社コペルは、幼児を持つ保護者を対象に「withコロナ時代の子供の遊びと教育」に関する調査を実施した。その結果から、遊び方や教育方針など、子供のために試行錯誤するパパママたちの姿が浮かび上がってきた。
まず、子供の遊び方を見てみよう。「コロナ感染拡大前は子供にどんな遊びをさせていたか」という質問では、最多は「外遊び」、次いで「おもちゃ遊び」などが続いていた。
「感染拡大以降はどんな遊びをさせているか」という質問では「外遊び」が大きく減り、かわって「動画の視聴」が大きく増えた。
動画の視聴が増えた家庭で見せているのは、「アニメ(82.6%)」や「教育番組(49.8%)」が特に多く、「実写ヒーロー物(21.9%)」「歌番組(19.8%)」と続く。人気アニメの影響がある中、教育番組を見せている家庭も多いようだ。
パパママが「見せたいと思う動画」として、「英語を楽しく学べたりいろんなルールが理解できたりするような動画」「幼稚園で教えているようなことを家でも真似しながらできるような動画」という回答があがった。ただ見せるだけでなく、動画に子供の学びや育ちにつながる役割を期待するパパママの心情が読み取れる。
では、パパママの教育観について変化はあっただろうか。「感染拡大を受け教育方針は変わったか」という質問に、3割以上のパパママが「かなり変わった」「少し変わった」と回答。
また、「子供の教育はどのような方法で行っていくのが理想的か」という質問では、4割以上のパパママが「何が理想的か分からない」と回答し、「対面授業(オフライン)」「動画での教育を取り入れる」と続く結果に。
予期していなかった状況に日々対応する中で、わが子の教育方針についてまだ模索しているパパママが多い。一方、「これからの社会に適応していくために動画教育を取り入れたい」「災害や感染予防で外出が難しくなる状況に備えてオンライン授業や通信教育が理想的」と、方針を決めているパパママもいるようだ。
何が起こるかわからない世の中で、理想の教育について正解を決めるのは難しい。子供の個性や興味を見守りながら、親として柔軟に環境を整えてあげたいものだ。
〈調査概要〉
「withコロナ時代の子どもの遊びと教育」に関する調査
・調査期間:2020年10月19日(月)~2020年10月20日(火)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:幼児を持つ保護者1,121人
・モニター提供元:ゼネラルリサーチ
文:平井達也
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