
2021.09.27
<募集終了>【10月23日(土)都内撮影予定】2組のファミリーモデルを大募集!

2025.08.27
《今回の相談内容》
家でなかなか歯みがきをしてくれず、たまにやる気を出して自分で磨いたときは、「自分でできる!」という感じで仕上げ磨きを嫌がります。
自尊心を傷つけずに、仕上げ磨きをスムーズにしてくれるようになるには、どのようにしたらいいでしょうか?
(ピエールさん・4歳の男の子の親)
子どもって、自分の要望をパパ・ママが全然聞き入れてくれないってなると、余計に主張を通したくなっちゃうことがあります。だから、お子さんが「自分の要望を受け入れてくれた」って感じられる場面を1回でも作れば、少しスムーズになると思うんですよね。
例えば、朝と晩で2回歯みがきをする場合、「わかったよ、じゃあ朝は1人でやろう。夜だけは、ちょっと仕上げ磨きさせて」って、ちょっと折れてあげる形にすれば、お子さんも納得しやすくなると思います。
他には、例えば紙のカレンダーを用意してあげて、月・水・金・日に赤い丸をして、「赤い丸が付いてる日は仕上げ磨きしよう」って1日おきにやるとか。お子さんも「今日は自分でできる日、明日は仕上げ磨きをする日」という見通しが立っていれば、スムーズに取り組みやすいんじゃないでしょうか。
もちろん、本当は毎日・毎回仕上げ磨きしたい、という親御さんの気持ちもあると思います。でも、お子さんに「自分でやりたい」って気持ちがあるなら、それを尊重することも大事だと思うんです。
仕上げ磨きって、子どもからすると「1人で歯みがきできてないよね」って言われてるような気がしちゃうんですよね。そうすると、最悪歯みがき自体が嫌になって、「もう磨きたくない」ってなっちゃうかもしれない。だったら、多少は折れてあげた方が、習慣化という意味でもいいと思います。
もし、それでもどうしても仕上げ磨きを嫌がるときは、「見させて」って頼んでみるのはどうでしょう。「どうせ磨けてないんだから」って感じじゃなくて、「どれくらいピカピカに磨けてるか見てみたいな~」って見せてもらって、まずは磨けているところを「上手に磨けてるね!」って褒める。
その上で、「ちょっとここだけ、10秒だけ磨いてもいい?」とかいって、時間制限を設けて素早く仕上げる、という形だったら、お子さんの感じ方も変わると思います。
あとは、自分でもっとちゃんと磨けるようになってもらう、という手もあると思うんですが、正しい歯みがきのやり方を教えても、子どもにとってやりづらいとか、楽しくないとなったら、親御さんが見てないときは手を抜くことになりかねないですよね。だから、やっぱり子どもの自主性とのバランスが必要だと思います。
そのためには、親御さんが正しい歯みがきのやり方を情報収集してお子さんに与える、というだけじゃなくて、正しいやり方について一緒にインプットしよう、という形だと飲み込みやすいかもしれません。
正しい歯みがきのやり方について、親子で一緒に記事を読んだり動画を見たりして、親御さんだけで完結しないようにするっていうのは、1つのポイントかと思います。
てぃ先生
関東の保育園に勤める現役保育士。名前の読み方は「T」先生。SNSの総フォロワーは200万人を超え、保育士として日本一の数である。超具体的な育児法や子育てにおけるアドバイスは斬新なアイデアにあふれており、世のパパ・ママに圧倒的に支持されている。現在はSNSだけでなく、報道番組からバラエティー番組まで幅広いジャンルのテレビにも出演し、「いま一番相談したい保育士」と紹介されることも。
X:@_HappyBoy
インスタ:@tsenseidayo
オフィシャルサイト:tsensei.com
文:征矢里沙
協力:サンスターグループ