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子供たちが大好きな工作。いろいろな材料を使った自由な創作を楽しむ子もいれば、製作図を見ながら地道な作業に集中するのが好きな子も。作る過程を存分に楽しみ出来上がった作品は、世界に1つだけの自分オリジナルだ。
工作の素材として最も身近なのは紙だろう。ペーパークラフトのプロの作品はもはや芸術品だ。自分も1枚の紙から自由に創造を楽しみたい。そんなキッズに「キヤノンクリエイティブパーク」がオススメだ。
「キヤノンクリエイティブパーク」は、印刷素材が無料でダウンロードでき、紙にプリントすればそのままペーパークラフトを楽しめるサイトだ。小さな子供向けから、大人が取り組んでも制作時間目安が10時間以上というものもある。
このサイトで、夏休みに合わせて子供が楽しめる素材がアップされている。コンテンツのカテゴリーは「あそぶ」「パズル・ゲーム」「うごくおもちゃ」「水族館」「恐竜」「科学」「昆虫」とさまざま。完成品を動かして遊ぶことができるものもたくさんある。
「しゃきーん! ブラキオサウルス」は、長い首が蛇腹状に揺れるしかけ。しっぽを引っ張ると首を「しゃきーん」と伸ばすのだ。
「がおー! ティラノサウルス」もあるので、対戦させてみても面白い。
ゲームセンターで人気だった時代もある、懐かしの「ピンボール」も紙で作ってしまおう。ビー玉を弾いて得点を競う。オリジナルでルールを決めて遊べるのがアナログの楽しさだ。
サイトの「パズル・ゲーム」のカテゴリーには、「サッカーPK戦」や「チェス」なども。
さらに、パズル制作で有名なニコリとコラボした、クリエイティブパーク限定の「点つなぎ」も紹介したい。点をつなぐと、1枚につき1種類、合計20種類の絶滅危惧動物が現れる。40,000種近い生物が絶滅危惧とされている地球の現実を知る機会にもなりそうだ。
また、クラフト用の紙をこだわってみてもいいだろう。例えば、キヤノンの「マットフォトペーパー」は、普通紙よりもやや厚手で、光沢を抑えたマット調。折る・貼るに強いのでペーパークラフトにぴったりだ。作品によって紙を選べば、新たな楽しみも生まれそうだ。
いまや雑誌やお菓子のオマケをはじめ、ちょっとしたオモチャなら手軽に手に入る時代。しかし楽しさは既製のオモチャで遊ぶことだけではなく、オモチャを作る過程にもあることを伝えたい。手作りは時に失敗するが、工程に意味を見い出せればまた挑戦できるだろう。
このことはわりと大事なことなのではないか。勉強や仕事でも、結果はどうであれ過程に手ごたえを感じていければ、人生を切り拓いていくことにつながっていくはずだ。
文:平井達也
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