2020.08.14
2022.03.25
2022.03.08
通学や習い事など、親の手を離れて行動することが増えていくわが子。様々なことを覚え、成長しているとはいえ、やはりなにかと心配になるご時世だ。
一方、技術進歩はGPS機能により、いつでも子供の現在地を知ることを可能にしてくれている。日常の見守り、また災害時のことを考えると、わが子がGPS端末を持っていれば大きな安心につながるはずだ。2月に登場した、株式会社ミクシィによる小型端末の第2世代モデルを紹介しよう。
『みてねみまもりGPS』は、子供が端末を携帯し、パパママがスマホのアプリで位置情報を得られるものだ。その第2世代が機能をアップしてリリースされた。
まずは位置精度。世界標準のGPS衛星、そして日本独自の衛星測位システム「みちびき」など、子供向け端末としては最大数となる5種類のシステムに対応している。ちなみに衛星測位システムとは限られた位置情報サービスを目的とするもので、「みちびき」は2010年に初号機が打ち上げられ、2023年には7機体制となることが閣議決定されている。
“センチメートルの精度”(内閣府公式サイトより)がわが子を見守ってくれるのだ。衛星電波が届かない屋内や地下でもWi-Fiを利用して位置情報を取得し補完する機能を搭載している。
また、端末にはAI学習機能が搭載されている。学校や習い事、遊び場など、子供がよく行く場所をAIが自動で学習するのだ。また、「このあたりにいてくれれば安心」というエリアを「みまもり範囲」に登録することもできる。
AIが学習したり登録した範囲への出入りは自動で検知され、「みまもり範囲」から外れた場合はプッシュ通知やメールで知らせてくれる。つまり、安全な場所にいるか気になるたびにアプリを起動する必要もないのだ。
さらに大容量バッテリー。リチウムイオンバッテリーは2000mAhと、こちらも子供向けGPS端末の中では最大級だ。1回の充電で約1ヶ月の稼働を可能にしている(省電力モード利用時。1日3時間の移動で計算)。電池残量が少なくなった時もアプリで確認できる。
きょうだいなど複数の子供の同時見守り、また1人の子供をパパママなど複数人で見守り、現在地までの経路確認など便利機能もついている。こうした機能が評価され、「日本PTA全国協議会」推薦商品にも認定された。
端末はホワイト、ピンク、グリーン、ブルーの4種からわが子の好きな色を選べる。
信頼されれぱ子供は嬉しいし、わが子を信じたい親の気持ちもあるだろう。しかし不安を抱えたまま過ごすのはなんとも苦しいもの。安全対策が過干渉や囲い込みにつながるのも良くない。約束を守れたら少しずつ、子供だけで行っていい範囲を広げてあげるというパパママも多いのではないだろうか。
防犯ベルやスマホなど、子供の安全を守るためのアイテムは様々だ。わが家に合った対策を考えてみてはいかがだろうか。
〈製品概要〉
サイズ:W4.8×H4.8×D2cm
質量:54.5g
通信可能エリア:ドコモ LTE通信エリア
測位方式:衛星5種、SBAS、Wi-Fi、携帯基地局、加速度センサー
電池種類:リチウムイオンバッテリー 2000mAh内臓
充電方式:USB給電(Type-C)
同梱物:本体、充電用ケーブル(ACアダプター別売)、ストラップ
文:平井達也
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