2022.04.18
2021.11.27
2021.07.12
もうすぐ夏休み。そろそろわが子にも習い事を、と考えているパパママは多いだろう。一方、コロナ禍が収束していない中で子供を習い事に送り出すのはためらわれる、ということも。よその家庭はどうしているのだろうか?
家事関連サイトのカジナビは、0歳から小学生までの子供を持つパパママを対象に、「子供の習い事」に関するアンケート調査を実施。結果から、習い事の種類や始めたきっかけ、月額の負担額など、その実態をご紹介しよう。
まず、「子供に習い事をさせているか」の質問に対しては7割以上のパパママがさせていると回答。0歳の子供には2割弱、7歳以上の子供には9割弱が何かしら習わせているようだ。
習い事をさせている/させていないのにはどんな理由があるのだろうか。「させている理由」のTOP3は順に「子供がやりたがった」「子供の将来のため」「苦手の克服」だ。
「幼稚園の時、水泳がカッコいいからやりたいと言って、今はもう小学5年生になりました」「語学にもともと興味があったようで、仲の良いお友達が通っているのも後押しになり、英会話教室に通い始めました」といった声がある。
「させていない理由」のTOP3は「年齢的にまだ早い」「子供がやりたがらない」「金銭的余裕がない」という順になっている。「年齢的にまだ早い」と回答した大半は0~5歳の子供を持つパパママだ。習い事をさせる/させないの判断にあたっては、子供の意思を尊重しているパパママが多いことがわかる。
では、どんな習い事が実際に人気なのだろうか。調査結果では、1位が「運動系(326人)」、2位「学習系(167人)」、以下「音楽系(134人)」「語学系(82人)」「芸術系(31人)」と続く。
1位の運動系は、保育園でのミニ体操教室などがきっかけとなったり、マナーやチームワークの醸成に期待するパパママが多いことが人気の理由のようだ。
なお、2位の「学習系」には学習塾や通信教育、そろばんや書道などが、3位の「音楽系」にはピアノの他にリトミックやコーラスなど幅広いジャンルが含まれている。
そんな習い事の費用には、実際どのくらいかかっているのか気になるところだ。回答で最も多かったのは、子供1人あたりで月額「5,000~10,000円未満(41%)」だ。中には「30,000円以上(5%)」と答える人も。
習い事へのパパママのサポートは資金面にとどまらない。送迎や先生とのコミュニケーション、習い事が子供のストレスになっていないか気を配るなど、習い事はパパママにとってもちょっとした覚悟が必要なのだ。
最後に、「コロナにより習い事の考え方に変化があったか」について、55%は「特に考えは変わらない」と回答。2位には感染リスクが低くなる「オンラインでできるものを(18%)」がランクインした。
習い事について検討するとき、「自分がやってみたいことは何か」子供自身に考えさせてみよう。わが子が自分の“好き”を考え、迷いながら意思を固める過程は、良い成長の機会になるだろう。
また、適切な情報やチャンスを与えてあげるのも親の役割だ。社会が大きく変わりつつある今、教育も従来の知識詰め込み型を脱しつつある。未来を生きるわが子が夢中になれるもの、自分らしく力を発揮できるものを見つけられるようサポートしてあげてほしい。
〈調査概要〉
「子供の習い事」に関するアンケート調査
(kaji-navi.plan-b.co.jp/kids-lessons-survey)
・調査方法:インターネット調査
・対象者:全国の小学生以下の子供を持つ親732名(年齢居住地問わず)
・調査期間:2021年2月14日~2021年2月16日
文:平井達也
編集部のオススメ記事
連載記事