2022.12.04
2021.08.06
2022.04.06
第13回となる「教育総合展(EDIX)東京」。出展は昨年からさらに大きく増え、320社※が参加する。展示会(見本市)は5つのEXPOから構成され、昨年初開催だった「保育・幼稚園ICT化EXPO」は今年も設置。
アクティブラーニング、探求型学習、GIGAスクール、オンライン授業といった先端の教育テーマを現場で実現したい関係者は必見だ。様々な催しがオンライン開催となる中、リアルに出展社と話したり、実際に製品に触れて比較したりできる貴重な場でもある。
今回の再注目EXPO。理数系教育をどう発展させていくかは世界的な潮流、かつ日本の国家的課題でもある。プログラミングやAI・ロボットといったデジタル分野はもちろん、ものづくりや実験など科学的思考の基礎を養う教材も揃う。オンライン教育を推進するためにタブレットやスマホの活用を考える際のヒントも豊富だ。「FQKids」もこちらに出展!
教育を語る際に環境面の充実が欠かせないことを、現場では実感しているはずだ。机・イスなど備品類、消毒や防災・防犯といった安全に関わる製品、バッグや靴などの学校用品は日々進化している。アクティブラーニングやGIGAスクールなどの教育ニーズに対応した出展製品をじかに確かめてほしい。
ICTの導入、活用は喫緊の課題だろう。「1人1台PC」の早期実現やプログラミングなどIT教育のためのツールをここで見つけてほしい。また、働き方改革を進めることなしに優秀な教員を確保できない状況だ。そのカギを握るのがICTであることも念頭に訪れれば、きっと発見があるはずだ。
保育園や幼稚園でもICTの導入が保護者やスタッフからの評価につながるはずだ。また、幼児教育にデジタルツールをどう取り入れていくかも、テーマであり続けていくだろう。登降園管理ツールや保育料の自動計算システム、デジタル教材や知育玩具など、幼児教育に関するICTツールとはここで出会える。
ワークスタイルの多様化、ライフサイクルにおける勤労年数の長期化などの要因で、教職員のキャリア形成のあり方も変化していく。子供とともに、教育に携わる大人たちも成長していかねばならないのだ。教育機関・事業者は人材の育成についても説明を求められるだろう。ここでは研修サービス、リカレント教育、講師派遣・コンサルティングなどを提供する出展社と出会える。
リアルに製品を見て、出展企業から説明を受けることで、サイトにはない情報を得られるのが教育総合展だ。座って商談を行うこともできるので、気になる製品、サービスがあったらじっくり話をしてほしい。
具体的な導入事例を聞いて、直面している課題、実現したい事業に突き合わせて検討してみては。
そして、さらなる見どころが教育・保育の第一人者を講師に迎えたセミナーだ。現代的な教育テーマが網羅されていると言っていいだろう。
『「Future of School」ひとり1台のその先へ ―世界中を教室に―』と題して講演するのは、Google for Education マーケティング統括部長・アジア太平洋地域のミラー・スチュアート氏。『創造性の民主化時代 ―共創のハイブリッドSTEAMエコシステムをどう構築していくか―』では、株式会社steAm 代表取締役社長で、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子氏を迎える。他にもこの機会にしか聞けないテーマ、講師がそろう。
写真左:ミラー スチュアート氏、写真右:中島さち子氏
出展企業が320社※にも上ることから、気になるサービスや設備などはあらかじめ検索して絞り込んでみても良いだろう。EDIXのサイトからはキーワード、製品、企業名などからフリーワード検索ができる。
多様性が重要な時代、もはや教育は一律的ではありえない。一方で様々な製品・サービス・情報なしの教育も成り立ちようがない。だからこそ教育に携わる人間があいだに立ち、子供たちの個性や能力を尊重してあげるために何がふさわしいかを判断する必要がある。
〈開催概要〉
●総称:第13回 教育総合展(EDIX)東京
13th EDUCATION EXPO JAPAN(EDIX)Tokyo
●会期:2022年5月11日(水)~13日(金)
●時間:10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
●会場:東京ビッグサイト(西展示棟)
●主催:EDIX実行委員会
●企画運営:RX Japan株式会社(旧社名:リード エグジビション ジャパン)
※:掲載の出展社数は同時開催展を含む2022年2月10日時点の最終見込み数字であり、開催時には増減の可能性があります。
出展契約企業に加え、共同出展する グループ企業・パートナー企業数も含む。
文:平井達也
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