
2020.07.28
スマホやタブレットから子供の目を守る! ブルーライトカットメガネ『ZoffPC』にキッズサイズが登場
2025.12.15

――最近の印象的だったお子様とのエピソードがあれば教えてください。
一番下の子が4歳になって、ついに先日、来るべき日が訪れました。それは、冷蔵庫の上の段の扉を開けると、頭がぶつかるようになったこと。身長が伸び、「ついにこの日が来たか!」と胸がいっぱいになりました。
――自分が子どもの頃どんな風に育てられたか、それが今の自分にどうつながっているかを教えてください。
僕の父は魚河岸で働いていたので、休めるのは日曜日だけ。それでも「家族全員で楽しむ参加型子育て」を実践してくれました。僕は3人きょうだいですが、ある日、「インラインスケート」(靴の底に車輪が縦に1列に並んだもの)を3人に買ってきたんです。もちろん父の分も母の分も。
それを家族みんなで練習して滑ったのがいい思い出ですね。だから僕も中1の息子がソフトテニス部に入った時、迷わず自分の分もラケットを買いました!
――出産・子育てを経て、自分の考え方などで変わったなと思う部分があれば教えてください。
子どもが生まれる前は、居酒屋で5,000円使ってもなんとも思わなかったのに、今はこの5,000円があれば、「習い事に回せるなぁ」「みんなで美味しいものが食べられるなぁ」とか考えている自分がいます。
出張先で1人で綺麗な景色を見たり、美味しいものを食べたりしても、「あぁ、子どもたちに見せたい! 食べさせたい!」ってうずくんです。“自分より大切な存在がいる”と実感できたことが、一番の大きな変化です。
――子育てとお仕事を両立する中で、大変なこと・楽しいことを教えてください。
上の2人は13歳、7歳で、一番下の子がついに介助なしに1人でトイレに行けるようになったことが大きな喜びです。トイレのお世話は大変でしたから、これでもうすべてのトイレ介助が終わると思った瞬間、寂しさはほんの束の間、「ラッキー! これでおしまーい!」という開放感の方がバチクソにデカかったです(笑)。
――子育てとお仕事の両立が大変だと感じるとき、どうやって乗り越えているかを教えてください。
乗り越える秘訣は「スマホメモ」です。日常で喜怒哀楽の感情が湧いたら、スマホにすぐメモします。喜怒哀楽の「怒」こそ、後で笑いに変わるんです。その時に感じたプンプンイライラが大きければ大きいほど、のちのちのクスッも大きい(笑)。
また、仕事のために上京してビジネスホテルに泊まると、1人だからご飯もお風呂も超ラク……ということは、妻が家でめちゃくちゃ大変な思いをしている。だから、家にいる時はとにかく動く! これが両立の秘訣です。
――「木下ゆーき」として、これからの夢や目標があれば教えてください。
無理せず、背伸びもせず、自分らしくあり続けたい。これまで大道芸人もお笑い芸人も会社員も最初の結婚も全部、中途半端でした。でもこれまでの経験はすべて無駄じゃない、今に活かされています。
「あの時のあの経験が未来につながっていく」というのを信じて、これからも目の前の仕事にがむしゃらに取り組んでいきたいと思います。
木下ゆーき
1989年3月9日生まれ。総フォロワー数200万人を超える子育てインフルエンサー。元シングルファーザーで現在、13歳、7歳、4歳の3児のパパ。チャイルドカウンセラー資格を保有。おむつ替え動画シリーズ、子育てモノマネ動画など、笑いや共感を呼ぶSNS投稿が多方面で人気を集め、圧倒的なトークスキルで全国的な人気と集客力を誇る。その発想力と表現力はタレントや俳優など著名人ファンも多く、ドラマ『育休刑事』(NHK)などにも出演。著書は『#ほどほど育児』(飛鳥新社)、『世界一楽しい子育てアイデア大全』(KADOKAWA)、絵本『はぶらしロケット』『トイレドライブ』『おこさまレストラン』(Gakken)。2025年、『第18回ペアレンティングアワード』の“ヒト部門”を受賞。
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写真:小野正博
文:脇谷美佳子