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2022.08.12
真夏日だけでなく「猛暑日」も当たり前のように耳にするようになった昨今の夏。ヨーロッパでは40℃超えの日も続いているようだ。中国でも猛暑のため自動車が爆発炎上したと伝えられる。いずれは日本でもそうした事態が起きるのだろうか。
地球は本当に危険なゾーンに入っている。異常気象が日常化する中、まだまだ長い未来を生きていく子供たちに環境のことをどう伝え、一緒にアクションしていけばいいのだろうか。
食品加工処理と紙容器充填包装システムを展開する日本テトラパック株式会社は、夏休みを前に、小学生の子供をもつ働くママを対象に「日常の家事とエコ意識に関する意識調査」を実施した。
まず尋ねているのが、子供と一緒に環境について考えてみたり、取り組みたいと思うかだ。「取り組みたい(29.0%)」「やや取り組みたい(54.0%)」を合わせて、8割以上が前向きであることがわかった。状況を敏感に受け止めている親は多いのだ。
Q.お子様と一緒に環境について考えてみたり、取り組みたいと思いますか?
具体的に、一緒に取り組んでみたい環境活動も聞いたところ、1位が「ゴミの分別やリサイクル(86.1%)」、以下「食べ残しなどフードロスを減らす(75.3%)」「節電・節水など、省エネを意識する(69.3%)」と、生活の中でできることが上位に挙がった。
身近な暮らしを少しずつ変えていくことは、子供にとっても理解しやすいエコ活動だろう。
一方で、子供と一緒に取り組むにあたって障害になりそうな点も質問している。多かった答えは「子供と一緒にできる具体的なやり方が分からない(41.2%)」。生活の中で取り組むとはいえ、子供にどう話して何をさせるかとなると悩ましい、という気持ちには共感できるだろう。
Q.お子様と一緒に取り組むにあたりどのようなことが障害になると思いますか?
「環境活動や取り組みに対する知識がない(29.4%)」「毎日の生活が忙しく時間と気持ちに余裕がない(26.5%)」といった回答も。仕事や家事に忙しい中、わが子に丁寧に教えて行動するのは、たしかに大変だ。
これらの調査結果を受けて、料理研究家・ラク家事アドバイザーの島本美由紀さんが具体策をアドバイスしてくれている。
「忙しかったり、具体的な方法が分からないという方には、まずは3つのエコチャレンジをおすすめしています。
①容器の素材を考えながら一緒に買い物をする
②食べ残しなどの食品ロスを減らす
③エコや環境について一緒に考える
例えば、②の食品ロスを減らす方法の1つとして、常温で長期間保存できるロングライフ紙パック入りの商品も上手に活用してみてはいかがでしょうか。この紙パック入り商品は、収納しやすく食材の管理もしやすいため、食材を無駄にしてしまうことも防ぎやすくなります。
ロングライフ紙パック製品例
加えて、カーボンニュートラルな特性を持ち、再生可能な資源である木材を原料としている紙パックを選ぶこと自体が、簡単にできるエコアクションにもなります。ぜひお子様と容器や包装についても考えながら、一緒に買い物をしたり、食品ロスにも取り組んでみてください」
おうち時間がたっぷりある夏休みは、親子でのお買い物をする機会も増えるだろう。製品表示を見て、使った後の行く末をイメージして何を選ぶか考えてみる、というちょっとした行為が、エコ意識の醸成につながる。
パパママが容器や包装の素材を気にしていることに気づいて、子供が「どうして?」と尋ねてきたらエコアクションの始まりだ。“ビン・缶・パックの一生”が、この夏の自由研究のテーマになるかもしれない。
〈調査概要〉
「日常の家事とエコ意識に関する意識調査」
・期間:2022年4月22日~25日
・対象・条件:小学生の子供を持つ30~49歳、有職者の女性
・回答数:500人
・エリア:北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡
・手法:インターネット調査
・調査会社:株式会社クロス・マーケティング
文:平井達也
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