2021.10.20
2020.05.13
2022.01.06
今やなくてはならないコンテンツとなったYouTube。政府や多くの企業もPRにYouTubeを使っているほど。パパママも情報収集に気分転換にと活用しているのではないだろうか。子供たちにも身近なものとなり、将来は「YouTuberになりたい」と夢見る子供も少なくない。わが子たちはまさに“YouTubeネイティブ”だ。実際にどんなYouTuberが子供たちを夢中にさせているのか、小学生に聞いたランキングをチェックしてみよう!
FULMA株式会社が、運営する子供向け動画制作スクール(フルマオンライン)に参加した小学生(延べ335人)を対象に、「小学生に人気のYouTuber調査」を実施した。さっそくランキングを見ていこう。
1位に輝いたのは「まいぜんシスターズ」。ぜんいちとマイッキーの2人組が、人気ランキングで初の首位獲得となった。コラボカフェの出店やプログラミング教材の出版に乗り出すなど、その活動はYouTubeにとどまらない。
配信しているのは、主にMinecraft(マインクラフト)のゲーム実況だ。ゲームはもはやプレイするだけでなく、見て楽しむものにもなりつつあるのだろうか。「まいぜんシスターズ」のコンセプトは「誰もが家族や友達と楽しめる動画を作り、日々の幸せの手助けをすること」。チャリティー活動も行うなど志あるYouTuberなのだ。
2位はおなじみ「HikakinTV」。これまで3年連続で1位だったが今年は1ランク後退だ。こちらもゲーム実況あり、また飼い猫を紹介したりボイスパーカッションを披露したり……と多彩な動画を楽しめる。チャンネル登録者は約1030万人※! ちなみに「まいぜんシスターズ」の登録者数は約210万人※と大きな差があるが、小学生に限っては、ブレイクしているのは「まいぜんシスターズ」なのだ。
※2021年11月時点
3位は「すとぷりちゃんねる」。6人からなるエンターテイメントグループだ。オリジナル楽曲を鑑賞できたり、ゲーム実況も。動画内では、基本的にメンバーはキャラクターのイラストで登場する。
4位は「Fischer’s-フィッシャーズ-」。中学時代の同級生6人組だ。2020年8月には、日本で初めて、単独チャンネルで合計視聴回数100億を突破した。夏休みである8月の月間再生回数が5年連続で2億回を超えており、小学生の支持の強さがうかがえる。
5位は「P丸様。」。オリジナル楽曲やショートアニメが人気だ。動画内ではキャラクターのイラストで活躍する。
トップ25位内には、今年新たに17組がランクインした。昨年は新顔のランクインはわずか8組だった。流行の移り変わりが激しいYouTubeにおいて、内容的には「ゲーム実況」と「オリジナルキャラ」の人気が急上昇している。トップ25位内のYouTuberの半数以上がゲーム実況を配信しているのだ。また、「すとぷりちゃんねる」や「P丸様。」のように、顔出しなしでイラストのキャラクターが登場するアニメタイプのチャンネルも支持されている。
コロナ禍で友達と満足に遊ぶことすら難しかった中、子供たちのコミュニケーション手段としてオンラインゲームが一役買った。これまでデジタルに頼ることを敬遠していた親世代も、子供の精神衛生を保つうえで大いに助けられただろう。
日々様々な情報を吸収している子供たちは、一視聴者として、面白さへのジャッジは大人よりもシビアかもしれない。まずはわが子が好きな番組を知り、親子で一緒に楽しんでみてはいかがだろうか。それも新たな家庭内のコミュニケーション材料になるはずだ。
フルマオンライン
HP:fulma.com
〈調査概要〉
「小学生に人気のYouTuber調査」
・対象:FULMA株式会社が運営する、子供向け動画制作スクール(フルマオンライン)に参加した小学生
・対象人数:延べ335人
・期間:2021年8月~10月
・方法:アンケート調査(紙または口頭インタビュー)
文:平井達也
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