2020.03.23
2022.02.19
2024.09.02
―――(FQ Kids編集部)FQ Kidsの読者アンケートでは、「子どものお着替えに時間がかかる」といったお悩みがよく届きます。例えばこんな内容です。
3歳の娘の身辺自立について。保育園に行っているので着替えなど一通りできますが、ものすごく時間がかかります。靴を履くのにも靴下の模様に気を取られて気が散ったり、服を畳むと張り切って時間がかかったり……。つい急かしてしまい、反省の日々です。
(東京都Yさん女性33歳・妊娠中/お子さま 3歳女の子)
―――今日は、こうしたお着替えの悩みをどのように解決していくか、現役保育士のてぃ先生と、ジーユー商品開発部の現役ママ社員、堤さんにご対談いただければと思います。
ジーユー堤さん うちの子が1~2歳の時も、朝のお支度はとても大変でした。着替えるのを待っているうちに「早くして」とイライラして、結局お互いに爆発。何度も通勤電車の中で「言い過ぎちゃったな……」と落ち込みました。
てぃ先生 子どもは基本的に自分を見ていてほしいんですよね。「ママ・パパは自分の支度があるから、〇〇ちゃんは自分のお支度をしておいてね」と言われがちですが、そうすると、自分のことを見てもらえないのでやる気も出ない。
そこに追い打ちをかけるように「どうしてお着替えできていないの」と怒るより、「この5分だけはしっかり子どもを見る時間に使う」と決めてしまった方がいいかもしれません。
ジーユー堤さん なるほど、急がば回れですね……! お着替えをうまくさせるコツ、子どもが上手にお着替えできるコツってありますか?
てぃ先生 大人は着替えの手順を理解していますが、子どもにはまだ難しい。だから何か途中で興味のあるものを見つけるとつい気がそれてしまいます。単に「お着替えして」というより、「今は肌着を着る時間」「次はTシャツを着る時間」と手順の1つひとつを明確にするとスムーズになります。
例えばそれぞれTシャツ、ズボン、靴下と書いたマグネットとボードで「お支度ボード」をつくり、「お着替えが終わったらマグネットをひっくり返す」といったルールで次に何をするか可視化するのもおすすめ。
「あとは何が残ってる? ズボンと靴下が残ってるから、次はズボンをはこうね」と、今は何が終わって、何が終わっていないかを明確にするといいですね。
ジーユー堤さん 次に何をすればいいのか、言葉で言うだけではなく見えるようにした方がいいんですね。
てぃ先生 子どもが「手伝って」と言ってくるなら、もし自分で着替えられる年齢だったとしても、それを手伝うことは何の問題もないと思いますよ。そこでつき放してしまうと、「じゃあどうやったらパパ・ママは手伝ってくれるようになるんだろう」というもっと甘えたい方へ意識が向いてしまい、結果として自立から遠ざかってしまいます。
ジーユー堤さん 自立心を育てるために、無理してでも自分で着替えさせなきゃというプレッシャーを感じる必要はないんですね。
てぃ先生 全然ありません。いつか必ず自分で着替えるようになりますから。
ジーユー堤さん わが家の場合、1~2歳の頃は自分でお着替えをしたがって、手伝おうとすると怒って手がつけられなくなっていました。保育園でも自分で着替えたがるようになるタイミングってありますか?
てぃ先生 もちろん! だいたい1歳半から2歳ぐらいですね。これまで先生にやってもらっていたことを「自分でやる!」となり、結果10倍ぐらい時間がかかります(笑)。
自身でお着替えしてほしいと思うなら、やっぱりお子さんが自分で着替えられる時間や環境を、しっかり作るしかないと思います。でも、おうちでは忙しくてなかなか難しいときもありますよね。
ジーユー堤さん 保育園での子どもたちを見守るなかで、こういう服は自分でお着替えしにくそうだなと思うことはありますか?
てぃ先生 生地が硬い服や、えり、袖の狭い服は着替えにくそうですね。「汚れてもいい服を持ってきてください」と親御さんにお伝えすると、サイズが小さめの服をお着替えにしている家庭もありますが、この場合もちょっと着替えにくそうです。
ジーユー堤さん 自分でお着替えすると、前後や裏表を間違えたりしませんか?
てぃ先生 多いですね。「Tシャツのタグがある方が背中側」と教えるご家庭もありますが、逆にそれが分かりづらくて難しくなっちゃいますね。例えば、服の内側に目印をつけて、「お首を通すときにこれが見えるように着てね」と伝えた方がわかりやすいかも。
ジーユー堤さん わかりやすくすることが大事なんですね。私も自分の子育てでお着替えが大変だったので、服の工夫で少しでもお着替えの時間を短縮できればと思って、「お着替えラクラクシリーズ」を開発したんです。
ジーユー堤さん 例えば「カンタンT」は、Tシャツの前後を間違えないように、前にポケットや子どもがわかりやすいモチーフなどのデザインを入れています。
てぃ先生 ほんとだ。凝ってますね……!
ジーユー堤さん 赤ちゃんは頭回りが大きいのに首が細いから、ベビー服は襟にスナップがついているんですよね。でも子どもは自分で外したりつけたりできないので、スナップはつけずにTシャツの襟もとの後ろ側にゴムを入れました。すぽっとかぶれて1人で脱ぐこともできます。
てぃ先生 スナップ、お着替えを手伝うときも大変なんですよね。おうちでは1人で1~2ヶ所のスナップですけど、保育園だと人数が多いから、何十回もスナップを留めないといけなくて(笑)。これだと助かりますね。
カンタンT ¥990(税込)(前/後ろ)
>>ジーユー 『お着替えラクラクシリーズ』ラインナップはこちら!
ジーユー堤さん パンツはゆったりしたサルエルパンツをモチーフにしています。お尻にゆとりがあるのでおむつをつけていてもはきやすく、足さばきがいいように足首に向けて細くなるシルエットにしました。
てぃ先生 これは本当に現役ママ・パパのニーズが反映されていますね!
ジーユー堤さん 嬉しい! ありがとうございます。パンツのポケットは「砂が入って洗濯が大変」という親御さんの声もあったのですが、子どもはどんぐりなどを入れるのが好きなので両サイドにつけました。
てぃ先生 先生にもらった折り紙とか、ポケットに小さなものを入れるのも好きですからね。幼稚園、保育園によってはハンカチも必要ですし。
ジーユー堤さん パンツの後ろポケットはなくてもいいのですが、子どもが着替える時に「ポケットがある方が後ろだよ」と説明しやすくなるので、つけることにしました。こちらのパジャマも、上は前にポケット、下は前にお耳風のワンポイントをつけて、前後がわかりやすいようにしています。
てぃ先生 細かいところまでこだわってるんですね。すごいなぁ。
サマナルパンツ ¥990(税込)(前/後ろ)
カンタンバジャマ ¥1,990(税込)(前/後ろ)
>>ジーユー 『お着替えラクラクシリーズ』ラインナップはこちら!
てぃ先生 保育園では、保育士が手伝わなくても自分で着替える子が多いんですよ。まずまわりの子たちが着替えているからというのもあるのですが、自分の手が届く棚に衣服があるというのが大事なのかなと思います。
ジーユー堤さん 確かに、家庭の収納は子どもの手が届かない事が多いかも。
てぃ先生 親が棚から出してきた服を「これを着なさい」と渡される。それだと、自分で選ぶ楽しみが薄れてしまうので、手が届くところに子ども用のハンガーで服を吊るして、自分で選べるようにすると、お着替えも楽しくできるのかなと思います。
ジーユー堤さん 子どもにお着替えを楽しんでもらえる工夫も必要ですよね。「お着替えラクラクシリーズ」では、子どもが好きなクマや犬、リボンなどのモチーフにこだわって、本人が「これが着たい」と思ってもらえるような服を目指しました。
てぃ先生 子どもって、気に入ったら何度でも同じ服を着ますからね。本人が好きな服、お気に入りの服を着られるのが一番だと思います。
ジーユー堤さん そんなお気に入りの服を増やせるようにがんばります!
カンタンプルオーバー[リボン]¥990(税込)(PINK/GREEN)
>>ジーユー 『お着替えラクラクシリーズ』ラインナップはこちら!
———最後に、子どものお着替えに悩むパパ・ママにメッセージをお願いします。
てぃ先生 今、お子さんがお着替えがうまくできないからといって、気に病む必要はまったくありません! 無理をせず、子どもがお着替えを手伝ってほしいときには手伝って、自分でお着替えしたいときには見守ることができるといいですね。
ジーユー堤さん 服の工夫でお着替えがスムーズになることで、少しでも子どもがお着替えを好きになり、パパ・ママのストレスも軽減されるといいなと思っています。記事の感想や、「こんな子ども服がほしい」というジーユーへのリクエストも、ぜひ気軽に送ってください!
———てぃ先生、ジーユー堤さん、ありがとうございました!
てぃ先生も大絶賛! ジーユー「お着替えラクラクシリーズ」のカンタンT&サマナルパンツのセット(写真参照)を、この記事の読者20名様にプレゼント! サイズは90又は100から選べます。ぜひお試しください!
2024年10月2日(水)まで
当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
募集期間は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました!
てぃ先生
関東の保育園に勤める現役保育士。名前の読み方は「T」先生。SNSの総フォロワーは200万人を超え、保育士として日本一の数である。超具体的な育児法や子育てにおけるアドバイスは斬新なアイデアにあふれており、世のパパ・ママに圧倒的に支持されている。現在はSNSだけでなく、報道番組からバラエティー番組まで幅広いジャンルのテレビにも出演し、「いま一番相談したい保育士」と紹介されることも。
株式会社ジーユー
グローバル商品本部 グローバルMD部
キッズMDチーム
堤 真衣
2016年に、中途社員として入社。2021年からキッズ部門を担当。一児の母。自身の子育て経験を踏まえ、少しでもパパママの負担を軽減したいという思いから、ベビー向け「お着替えラクラクシリーズ」の商品を企画。パパママに大好評となり、ジーユーのベビーラインの定番商品となる。
文:藤城明子
写真:松尾夏樹
Sponsored by ジーユー
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